さようなら

21歳も残すところあと少し。21歳の私は何をしてただろう。


21歳になったばかりの冬はワーカーホリックになり、身を粉にして働いていた。大事な物の優先順位の上位に自分がいなかった。たくさんのお金手に入れ、贅沢や浪費の日々だった。金銭感覚が可笑しくなってた。精神的にも不安で買い物で気を紛らわしていた。


今思えば、この1年は社会の厳しさを学んだ年だった。調子に乗った事も多々ある。冷静になればバカだったとしか思えない。こうやって人は大人になるのかしら?


22歳までは社会勉強を兼ねた、人生の猶予期間だと思ってた。その猶予期間が終わりを告げる。そろそろ人並みな人生へと軌道修正をしないといけない。このままでは、憎い家から離れられない。


夢を現実にする事は許されない。一体いつになったらこの呪縛から逃れられるのか。私は私らしく生きたいだけなのに。


人並みの幸せが欲しいんだ。


21歳の私にお疲れさまとありがとうを言いたい。


22歳の私には少しでも良い人生を送って欲しい。